最後の外泊

K.I. さん(東京都 45歳 )から頂いた投稿です。 家族編

 

先月末に母をがんで亡くしました。
母が昨年大晦日に最後の外泊が許され自宅に戻ったとき、
家族みんなで最後に囲んだのがすき焼きでした。
母は、もうかなり力も弱り、食も細く細くなっておりましたが、
まだなんとか自力で食べる力は残っておりました。
一口食べては「おいしい」、一休みしてまた一口食べては「おいしい」と、
噛みしめるように言い、うれしそうにニッコリ笑いました。
すき焼きを囲んで母が見せたあの笑顔は、
たぶん一生忘れられないものになると思います。
「病室で1人で食べる給食は全然のどを通らないけど、
みんなで食べるすき焼きは、なんでこんなにおいしいのかしら。不思議だわ~」
と言って、笑っていました。
すき焼きというのは、本当に特別な食べ物ですね。
人生の節目にいつもあるような気がします。

 
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